セルフジェルネイルが初めての方必見!簡単にできるデザインを紹介

セルフジェルネイルは、ネイルサロンに行くことなく自分自身で魅力的なデザインを施すことができる方法で、近年急速に人気を集めています。

セルフジェルネイルを始めてみた・始めてみようかなと思っている方の中には、
「セルフジェルネイルだとワンカラーネイルばかりになる」
「セルフジェルネイルでも簡単にできるデザインはないの?」

と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

セルフジェルネイルの可能性は無限にあり、ネイルアートのテクニックやアイデアを活用することでワンカラーネイルだけでなく、華やかさや個性を表現することができます。

この記事では、初めてセルフジェルネイルに挑戦する方でも簡単にできるお洒落なデザインのやり方とともに、ジェルネイルを始めるにあたって必要な道具や基本的な手順を詳しく解説していきます。

記事の後半では、プロのネイリストが教えるセルフジェルネイルのテクニックについても紹介していきますので、魅力的なネイルアートを手に入れるためのスキルを身につけるためにぜひ参考にしてみてください。

セルフジェルネイルの魅力とは?

小物を持った手

ネイルアートは単なる指先の装飾だけでなく、自己表現やアクセントとしての役割も果たしますが、その役割を最大限に引き出すためにはセルフジェルネイルの魅力を知ることが重要です。

ここでは、セルフジェルネイルの魅力について2つご紹介します。

自宅で好きな時に美しいネイルを楽しめる

1つ目の魅力は、時間や場所に制約を受けることなく自分のスケジュールに合わせて自由に楽しむことができる点です。

また、自宅でセルフジェルネイルを行うことで、お気に入りの音楽を聴きながら、好きな飲み物を飲みながら、ゆっくりとリラックスした環境でネイルを施すことができるのも魅力です。

さらに、自分自身でネイルを施すことで自己表現の幅を広げたり、新しいデザインやテクニックに挑戦することができるため、技術向上にも繋がります。

個性を表現できるデザインの豊富さ

2つ目の魅力は、自分の好みの個性に合わせて無限のデザインを試すことができ、その個性やセンスを存分に発揮できることです。

ネイル業界は常に進化しており、新しいデザインや技術が次々と登場しているため、様々なデザインの組み合わせによって、より自由に個性を表現することが可能になります。

自分だけのオリジナルなデザインで、周囲を魅了する指先を手に入れましょう。

ジェルネイルに必要な道具と基本的な手順

ネイル道具

ジェルネイルを行うには予め道具を用意しておく必要がありますが、どんな道具が必要なのか悩むのではないでしょうか?

また道具だけでなく、どの手順でどの道具を使用するのかを理解していないと爪を痛める可能性もあるため、道具を準備する段階で基本的な手順も知っておきましょう。

ジェルネイルに必要な道具

ジェルネイルを始めるのに、最低限必要な道具は以下になります。

1.ライト(UVライトまたはLEDライト)
2.筆(ネイル用ブラシ)
3.ベースジェル
4.トップジェル
5.カラージェル
6.ファイル
7.スポンジバッファー
8.コットン
9.キッチンペーパー
10.エタノール消毒液
11.アルミホイル
12.キューティクルオイル

ここからは、1〜12の用途について順番に説明していきます。

1.ライト(UVライトまたはLEDライト)

ネイルライト

ジェルの硬化には特殊な光が必要になり、一般的にはUVライトまたはLEDライトを使用します。

UVライトは、価格がリーズナブルでレジンアクセサリーの作成にも対応していますが、硬化に時間がかかることや、ライトの交換が半年に1回必要になること、シミやシワの原因になることが実証されています。

一方で、LEDライトは硬化時間が短く、卓上型と携帯型の2種類あるため使い方によって選べる点や、壊れない限りライトの交換が必要がない点も利点ですが、UVライトに比べ高価な商品が多く販売されている点や硬化熱が出やすいため熱さを感じやすい点があることを理解しておきましょう。

ライトは様々な種類の物がありますが、UVライトとLEDライトの両方を使い分けることのできる2WAYライトは機能性が高いため、おすすめです。

2.筆(ネイル用ブラシ)

ネイルブラシ

筆には様々な形があり、用途によって使い分けします。

ワンカラーであれば、筆の先が丸い形になっているオーバル型やラウンド型などの筆は初心者でも塗りやすいのでおすすめです。

以下の画像がオーバル型やラウンド型です。

ネイルブラシオーバル

基本的には、ベース専用・トップ専用・カラー専用・ラメ専用・アート専用の筆に分けておくと1つカラーを塗った後に色味を拭き取ることで違うカラーであっても同じ筆で使いまわすことができます。

3.ベースジェル

ベースジェルとトップジェル

ベースジェルはカラージェルなどを塗る前の下地になるジェルのことで、ジェルネイルの密着を高めたり、カラージェルの色素沈着を防ぎます。

ベースジェルを塗らずにカラージェルを塗ると色素沈着してしまうので、必ずベースジェルは塗りましょう。

また、べースジェルは自爪との密着を良くする役割もあり、ベースジェルを塗っているのと塗っていないのとではジェルの持ちが変わってくるので、準備する段階でメーカーやテクスチャーなど下調べしておくことをおすすめします。

4.トップジェル

トップジェルはカラージェルをコーティングしてくれる役割になるので、主に仕上げの際に使用します。

また、ジェルネイルならではのツヤ感や近年人気の「ぷっくりネイル」に欠かせないぷっくりを作る役割、そしてジェルの強度を高める役割もトップジェルが果たしているのです。

ジェルネイルはネイルカラーを付けた後にライトで固める、硬化という段階を踏むのですが、ジェルは酸素に触れている部分は硬化しにくいと言われており、完璧に硬化しきれずに爪の上に残っているベトベトしたものを未硬化ジェルと言います。

未硬化ジェルは長時間ライトで硬化をしても固まることがなく、別途ふき取る必要があるのですが、トップジェルの中には未硬化ジェルの拭き取りが不要なものもあります。

その他にも、ベースジェルとトップジェルが1つになっているものや、マットになっているものなど様々な種類があり、それぞれツヤ感やテクスチャーも違うので、ベースジェル同様にあらかじめ調べておくと良いでしょう。

5.カラージェル

ラメとカラージェルの白と黒

カラージェルはベースジェルの後に塗るジェルで、カラーやラメなど沢山の種類があり、ネイルデザインをする上で重要な役割のジェルになります。

カラージェルを使用する際は、ジェルが分離していることがあるため、空気が入らないように優しくジェルを混ぜる「攪拌(かくはん)」といわれている作業をするようにしましょう。

6.エメリーボード

エメリーボード
エメリーボードは、木製やステンレス製など様々な素材がありますが、ファイルと言われる爪やすりの1つで、主に爪の長さや形の調整に使用します。

また、粗さも様々あり、「G(グリッド)」と言われる数によって粗さを示しています。

グリット数は数字が大きいほど細かく、数字が小さいほど粗くなっており、おすすめは180〜240Gぐらいの粗さです。

7.スポンジバッファー

スポンジバッファー

スポンジバッファーは両面スポンジになっているファイルで、柔らかい素材でできているため優しく削ることができ、爪の表面を滑らかにするサンディングという作業をする時に使用します。

スポンジバッファーもエメリーボード同様にG(グリット)があり、スポンジバッファーをサンディングとして使用する場合は、180〜200Gがおすすめです。

8.コットン

コットン

コットンはアセトンオフという、アセトンを染み込ませたコットンを使用しジェルを外す工程をする際や、仕上げ後の未硬化ジェルの拭き取りで使用します。

また、ウッドスティックと呼ばれる細い木の棒の先端にコットンを薄く巻き付けておくと、カラーが爪からはみ出た際にはみ出た部分だけを拭き取ることも可能です。

コットンは、それぞれ使う用途に合わせて2分の1や6分の1にカットして使いやすいサイズにしましょう。

9.キッチンペーパー

キッチンペーパー

キッチンペーパーはジェルが付いたブラシを拭く際に使用したり、油分・水分除去の際に使用しますが、コットンの代用として、仕上げ後の未硬化ジェルの拭き取りに使用することもできます。

キッチンペーパーもコットン同様に使いやすいサイズにカットして使用しますが、キッチンペーパーの場合は1枚が大きいため16分の1のサイズがおすすめです。

10.エタノール消毒液

エタノール消毒液
エタノール消毒液は、手指消毒や油分水分除去・ジェルブラシの拭き取り・仕上げ後の未硬化ジェルの拭き取りに使用します。

エタノール消毒液はいくつかありますが、ネイルで使用するのは濃度が76.9〜81.4vol%の「消毒用エタノール」が適しており、殺菌効果が高いため衛生管理を行うのに向いています。

11.アルミホイル

アルミホイル

アルミホイルは、オフの際にアセトンを染み込ませたコットンを巻くときに使用し、アルミホイルを巻くとジェルに浸透しやすくなるためオフがしやすくなります。

またカラージェルの色をより自分好みにするために、カラージェルを何色か混ぜたりすることがあり、その際にアルミホイルを使用します。

アルミホイルのサイズは、6cm✖︎6cmの正方形が使いやすくておすすめです。

12.キューティクルオイル

ネイルを塗る様子

キューティクルオイルは、仕上げ後の保湿に使用します。

また、爪を乾燥させてしまうと爪が折れやすかったり、亀裂が入ったりする原因になるので、保湿はしっかり行いましょう。

亀裂の対策と対処法についての記事も合わせてご覧ください。

ネイルが折れてしまう?亀裂の対策と対処法♡

ジェルネイルの基本的な手順

ジェルネイルの基本的な手順は、以下になります。

①手指消毒
②付け替え時のみネイルオフ
③ファイリング※
④ケア・サンディング
⑤油分水分除去※
⑥ベースジェルを塗る
⑦カラージェルを塗
⑧トップジェルを塗る
⑨拭き取り※
⑩キューティクルオイルを塗る
⑪完成

※ファイリング:エメリーボードを使って爪の長さや形を整える
※油分水分除去:キッチンペーパーにエタノールを浸透させ爪の表面をしっかり拭き取る
※拭き取り:コットンにエタノールを浸透させ爪の表面を拭き取る

プロのネイリストが教えるセルフジェルネイルのテクニックと注意点

コップを持った手

ネイルサロンに行くと、ツヤツヤで綺麗なフォルムの仕上がりになりますよね。

ネイリストの実力もありますが、実は塗り方によって簡単に綺麗なフォルムを作ることができます。

ここからは、塗る時のコツと付け替える時の注意点について詳しく紹介していきます。

塗る時のコツ

塗る時のコツについて、ベースジェル・カラージェル・トップジェルに分けて紹介していきます。

セルフジェルネイル初心者の方によく見受けられる状態についても書いているので、ぜひ参考にしてみてください。

ベースジェルの塗る時のコツ

まずはベースジェルの塗り方のコツですが、ベースジェルはジェルネイルの土台になるので、ガタガタしているとカラージェルを塗ってもガタついた仕上がりになってしまいます。

そのため、ベースジェルはつるんと塗る必要があり、ベースジェルをつるんと塗るためには、圧はかけすぎないように筆の先端を爪と平行になるように優しく動かすようにしましょう。

また、初心者の方はサイドのガタつきや、爪の先端の方にジェルが溜まってしまう状態がよく見受けられるので、この2点に注意して塗ってみてください。

カラージェルの塗る時のコツ

濃いカラーなどは未硬化になっていることが初心者の方に多いので、1度目は薄めに、かつサイドや根元・先端は綺麗に塗ることが未硬化になりにくいポイントです。

また、硬化時は60〜120秒をオススメしていて、ライトが消えるまでは途中で出したりしないようにすることもポイントの1つと言えます。

さらに、2度目を塗る時はカラーの発色を意識して塗りますが、ジェルの塗布量が多すぎると未硬化になってしまったり、薄すぎても発色が薄かったりするので、多すぎずかつ薄すぎず爪の長さに合わせて塗りましょう。

トップジェルの塗る時のコツ

トップジェルの塗り方についてですが、ジェルの量をやや多めに筆に取り、アーチを描くように筆を根元から先端に動かします。

ジェルの量をやや多めにと言っても、多すぎると流れやすいのでサイドはあまり多く塗らないようにスーッと馴染ませるように意識して塗ってください。

トップジェルは、ベースジェル同様につるんとしている方がツヤ感がより際立ち綺麗ですので、光の筋が縦に真っ直ぐでるように正面や横から見て凹みがないか確認し、硬化しましょう。

付け替える時の注意点

ジェルネイルの付け替えを行う際は、爪に付いているジェルを1度オフする必要があり、ネイルマシンかファイルを使ってのオフになります。

ネイルマシンでのオフは時間短縮になりますが、使い方やオフの方法をしっかりと理解しておかないと自爪を削ってしまったりするので注意が必要です。

一方、ファイルを使ってのオフは初めての方でも比較的し易いですが、慣れていないと時間がかなりかかってしまったりするので、いずれの方法も事前に使用方法やオフの仕方を学んでからしましょう。

簡単にできるお洒落なデザインのやり方

ネイルとサングラス

シンプルなデザインもおしゃれでかわいいのですが、暫く同じデザインをしていると「違うデザインをしたい」と思う時がありませんか?

そこで、ここからは自宅でも簡単にできるおしゃれなデザインのやり方を4つ紹介していきます。

フレンチネイル

フレンチネイル

フレンチネイルと聞くと、王道フレンチと呼ばれる形をイメージする方が多いのではないでしょうか?

実は、フレンチネイルには、
・一般的なフレンチ
・細フレンチ
・逆フレンチ
・ストレートフレンチ
・丸フレンチ
・ななめフレンチ
・V字フレンチ
・逆V字フレンチ
・変形フレンチ
と様々な形があります。

その中でもストレートフレンチや斜めフレンチ・丸フレンチなどはセルフネイルでも簡単にでき、ラメラインを付けたり、パーツを付けたりすると一気にお洒落度が上がるのでシンプルなデザインに飽きた方にはおすすめです。

また、ベースカラーを塗るか塗らないかによっても爪の雰囲気は大きく変わるので、組み合わせを変えたりして楽しむこともできます。

塗りかけネイル

塗りかけネイル

塗りかけネイルは、カラー2〜3色をサッと塗り、カラーの濃い部分や掠れている部分をあえてそのままにしてニュアンスを楽しむデザインです。

塗りかけネイルは塗布量が多いと筆のかすれ感などが綺麗にでないので、ジェルの量は少な目がおすすめで、カラーだけでなく、ラメを使用するとこなれ感が出るのでより楽しむことができます。

ドット(水玉)ネイル

ドットネイル

ドットネイルは、ワンカラーの上に先端が球形になっているドットペンで〇(ドット)を描くだけでキュートなデザインにすることができ、使用するカラーによって可愛くさせたり、かっこよくさせたりとデザインの雰囲気を調整することもできます。

例えば、
・黒のカラー1度塗り×黒ドット
・ベージュカラー×白のドット
などは上品な可愛さを演出することができます。

またベースカラーを透け感のあるカラーにしたり、ドットのサイズを変えたりして描くとセルフならではの自分好みの個性を引き出してデザインを楽しむことができるのでシンプルなネイルに飽きた方は挑戦してみてください!

ネイルシールやネイルスタンプを使ったデザイン

ネイルホイル
Beautiful girl with the silver metal nails. Closeup shot.

最近では100円ショップなどにもネイル用品が充実しており、シールをワンカラーを塗った爪の上に載せるだけで可愛いデザインを楽しめるネイルシールや、スタンプのように絵柄を爪に転写することのできるネイルスタンプなどがあります。

「筆を使って上手にデザインを書くのが難しい!」
「左右でデザインに差ができてしまう!」
「もっと簡単にネイルを楽しみたい!」
という方は簡単に可愛いネイルを楽しめるネイルシールやネイルスタンプを使うとより簡単にお洒落なデザインが楽しめるのでおすすめです。

セルフジェルネイルを学ぼう│まとめ

夏ネイル
セルフジェルネイルは、自分のタイミングで自宅でリラックスしながら行えて、個性を楽しむことができるため人気を集めてきていますが、セルフジェルネイルをするには、道具の準備や手順についてしっかり理解しておく必要があります。

また、付け替え時にはオフをする必要がありますが、オフについてもやり方を知っておかないと爪を傷付ける原因になりかねません。

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ネイルの正しい知識を知り、技術を高め、セルフジェルネイルをもっと楽しんでみましょう。

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